口唇口蓋裂Blog①いつ分かる?突然の告知
私の息子は唇顎裂で生まれました。
口唇口蓋裂と言われる疾患で、口唇裂と顎裂の症状があるのが唇顎裂です。
口蓋裂はありませんでした。
一歳の今は見た目もほとんど分からなくなり、唇顎裂を忘れてしまうほど元気に楽しく過ごしています!私は手術前が一番悩んでいたので、そんなママ達に私の体験談で少しでも安心してもらえればと思い書いていこうと思います。
口唇口蓋裂 エコーで判明し告知
暑いよく晴れた夏の日でした。
たまたま主人の休みが合ったので一緒に検診に行きました。いつもは私1人。
いつもと同じ様に体重と血圧を測ります。
いつもと同じ様な数値。
いつもと同じ混んだ待合。
一緒にエコーを見る。お顔中々見えないね、動いたね可愛いね、ルンルンで見て大きさとか伝えられて発育は順調でした。
いつもはそれで終わりなのに、「前回検診で、赤ちゃんのお口の事は聞いていますか?」と聞かれました。
この総合病院では担当医制ではなく毎回違う先生。
「え?何も聞いていませんけど。。」
「お腹の子にお口に傷があるかもしれません」
「え?」
「口唇口蓋裂って聞いた事ありますか?」
「ないです。」
「今は本当に綺麗に治るので大丈夫ですからねー」
先生は赤ちゃんのお口が出来る過程を説明してくれて、口唇裂、口蓋裂の説明をして、メモに書いて渡してくれました。
「それはこれからくっつくという事は無いのですか?」主人が聞きました。
「ありません。」先生ははっきり答えました。
「口蓋裂は産まれてみないと分かりません。でもハッキリとは言い切れませんが見る限り軽度な方だと思いますよ。」
「と、、とりあえず治療すれば治るんですよね?」
「はい。今は本当に綺麗に治りますからそんなに心配いりませんよ」
先生はあまり大した事無さそうにサラッと伝えてくれて、「お口に傷がある」という表現にしてくれたの今思うとすごく優しいしありがたかったなと思います。
前回の先生は言われてみれば顔のエコーすごく時間かけて見てました。きっと主人が居なかったから告知はやめたんだね。カルテには書いてたみたいです。
私は「治るなら、別に大丈夫だよね。うん綺麗になるなら大丈夫だもんね!」と言いながら次の予約を取って早々に診察室を出ました。先生は私を心配して何か言ってたけど私は大丈夫です!と言ってすぐ出てしまいました。
会計待ちの間「口唇口蓋裂」で検索。初めて画像を見ました。
目を逸らしたかった。見た事ない赤ちゃんだったので。
でも術後の画像も合わせて見てこれだけ分からなくなるから大丈夫だね〜と言って余裕な顔してた。そんな私の顔を主人は心配そうに見ていました。
涙は出なかった。
正確には我慢してた。
ただずっと心臓がバクバクしてた。
うまく表情が作れなかった。
病院を出た瞬間。
涙が溢れました。