口唇口蓋裂Blog12.口唇形成&歯槽骨膜形成手術当日
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ついに入院の日を迎えました。
生まれてから息子と離れ離れになったことは一度もない私は入院が不安でした。。
手術が心配なのは勿論ですが、息子と離れるのが自分に耐えられるのか。。
本当情けない事かもしれませんが、当時の私は弱かったというか生まれてまだ半年だったからかなぁ。
入院が近づくと、入院して家に息子が居ないことを想像しては、寝顔を見ながら毎晩泣いて居ました。
今では少しくらい1人の時間が欲しいと思うくらいなのに!!
入院手続きを済ますと、病棟の説明や担当看護師さんとの挨拶や看護計画の説明がありました。
その後麻酔科の先生からの直接の説明や、形成外科の先生達への挨拶などをしたと思います。
子供用ベッドには生後半年の息子は小さくて。寝返りやズリバイで遊びながら手術とか分からずにニコニコしてる息子を見ると胸が痛みました。
消灯時間が近づき、私達親は帰る事になりましたが、案の定私が号泣で息子と離れることができませんでした。息子はキョトン。
ここは完全看護なので基本的には親は一緒に入院する事が出来ません。
見かねた看護師さんがベビーカーに乗せて私達を見送り、今はお部屋に1人にしないでナースステーションで一緒に居るようにするから安心して帰ってください!と言われ、何とか病棟を後にしました。
帰りの車でも号泣。辛かった。
でも本当に辛いのは私ではなく息子だから私は泣いてはいけないと言い聞かせました。私のせいで辛い手術をさせなくてはいけなくて、母親として気持ちは一緒に頑張らないと行けない私がメソメソしている場合ではないと。
この日、本人はベッドでもご機嫌だけど、ミルクがタイミングも乳首もミルクも合わなくてあまり飲めませんでした。でも夜は慣れてきて飲めたみたいでよく眠れたみたいで安心したのを覚えています。
そして迎えた手術当日。
朝7時に病棟へ。
息子は夜は一度泣いただけでぐっすり寝れたみたいです。行った時は寝てたけどごきげんに起きてくれました。
可愛くて、会いた過ぎて嬉しくて。抱きしめて涙しました。
7時半にオムツ変えし術着にお着替え。
50分に看護師さんに案内されて3階の手術室へ。
私が抱っこのまま手術室へ向かいました。麻酔科の看護師さんに名前確認して息子を預けます。
泣きそうだったけど、ここは絶対泣いたらだめなとこって思って堪えて、
「頑張ってね!行ってらっしゃい!後でね!」って見送りました。
先生達に「よろしくお願いします」と伝えて手術室のドア閉まるまで頭を下げました。
涙が溢れました。
麻酔だけで1時間以上、形成手術で3時間予定でしたが、渡されたPHSに呼出きたのが12時過ぎ。ドキドキして手術室前で待つと先生に面談室に通してもらい、一通り手術結果の説明をしていただきました。
唇は左右に離れやすいからキツめに縫ってるから暫くは盛り上がるけど一カ月くらいで落ち着いてくること。
顔が腫れるのが三日目がピークだけど退院までに落ち着くこと。
鼻の上の点から鼻を高く糸で釣ってるけどこれも溶ける糸だから一カ月ほど。
レティナのようなチューブを縫い付けてるけど溶けるからとれたら捨ててくださいとのこと。二週間から一カ月が多い。
それ以上つけても意味なくすぐ取れても特に支障はなく縫い付けない病院が多いとのこと。
先生汗かいて本当に疲れていましたが、優しく説明してくれました。こんな手術ができるなんて素人には仕組みも想像もできません。先生には本当に頭が下がります。
後は麻酔が切れて安定して出てくるのをひたすら待ちました。結局1時間くらい待ったかな。
血が出てたけどグーグーイビキかいてたのが可愛くて泣かずにお迎えできました。
その後も意識朦朧で少し起きて寝て、少し泣いて寝て、、拘束はやっぱり嫌だよね。
熱も38度出ててアイスノンで冷やし続けます。早くさがるといいな。
もし泣き止まなければ痛みの可能性があるため座薬いれてくれるらしいです。
今は理由が沢山考えられるので(空腹、痛み、熱、拘束、、)少し様子見です。
しかし問題が。
水分通したいけど看護師さんが何度やってもチューブからなかなか胃液が確認できず、夕方になって先生を呼び三者確認してもらいました。
どうやら胃に浅くしか入っていなかったようで、形成の先生に連れてかれ奥にいれ胃液確認。6時にやっと水分送れました。良かった。
本当によく頑張ってくれました。
お鼻は予想以上に左右均等!!
そして高もさあって良かった。唇先生の言う通り吊ってるけど落ち着くのかな?
鼻が腫れてて丸いのと少し上向きだからちょっとコブタちゃんみたいだけどこれからどう変わるのかな?
でも主人の幼少期の写真も鼻上向いてて、手術後のお顔が似てたので、元々のお顔はやっぱり主人がベースなんだと笑ってしまいました。