口唇口蓋裂Blog②告知後の私
私の息子は唇顎裂で生まれました。
今は見た目にもほとんど分からなくなり唇顎裂を忘れてしまうほど、毎日元気に過ごしています。
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病院の門で泣き主人になだめられながらも、電車で来てたからこんな泣きながら電車乗れないしと、病院の近所に実家があるのでそのまま実家に行きました。
玄関をあけてお母さんの顔見た瞬間また涙があふれました。
母さんびっくりしてました。
お昼時だったからうどん作ってくれました。
まともに話せない泣いてばかりの私に変わって主人が説明してくれます。
母さんは口唇口蓋裂という疾患については知っていました。
「今の時代は治るからいいじゃない。何をそんなに泣いてるの?」
「私達で沢山可愛がってあげればいいじゃない」
そんなの耳に入らないし「私達で」と言われたことに少しイラっとしました。
まるで私達「しか」可愛がれないように決めつけられた気がして。
そんな意味で言ってはいないと思いますが、その時の私は何を聞いてもマイナスに聞こえました。
私は自分のせいかもという思いの他に合併症が怖かったです。
会計待ちの間に合併症の多さも調べてた。命にかかわるものもある。でもそれは口唇裂って言われてなくても誰にでもある不安ではあるんだけど、口唇裂って言われたら私の中で一気に倍率が上がってしまった気がして。
誰のせいでもない。
でも私妊娠がわかる前薬飲んだことあった。
仕事のストレスもあった。
葉酸とりはじめるのが遅かった?
考えたらキリがなくて。
どうやって帰ったかもう覚えていません。
一週間くらい家にこもって検索魔になってずっと泣いていました。
でもとにかく口唇口蓋裂に関しての情報がほしくてほしくて。
良い情報もあれば誹謗中傷もあり一喜一憂。
告知前に仕事を退職してて良かったです。
こんなんじゃ仕事出来ないし人前に出れない。
この時期に検索魔になったおかげで正しい情報も間違った情報も、プラスの情報もマイナスの情報も沢山集めることが出来ました。
この後、治療計画と手術方法など病院毎の情報をかなり集めて、大きな選択をします。この子の治療を託す大切な大切な病院選びです。