アパレル定番のファーストアプローチはダメ?売れるタイミングと内容
程度に個人差はあっても個人売りは伸ばしたいとアパレルスタッフは皆思っています。
店の雰囲気にかなり差はあると思いますが、我先にとなったりせっかくの入店したお客様逃せないと急いで声をかけて雑なお声掛けになっていることはありませんか?
お客様へのファーストアプローチはどうしていますか?
もくじ
ショップのレベル
接客方法については、かなりショップによってレベルが違います。接客に力を入れているところは所作から細かく教えてくれて、ロープレなどを頻繁に行ったり、先輩がフィードバックをしっかりしてくれます。なので新人への落とし込みが上手くできているのでお店全体のレベルが高いです。
逆に個人売りがないところや、ブランドネームだけで接客せずにもある程度売上がとれるショップは一切教えてもらえませんでした。
何も練習もしてない新人の、接客とは言えないような接客でも商品は売れるのです。なのでスタッフも接客が下手と気づかないのか困らないので店全体の接客レベルがとても低かったし、誰も疑問に思っていませんでした。
上手いショップはファーストアプローチから掴みが違いますよね。
お店の色も出ているような気がします。
定番のファーストアプローチ
お客様が入店されました。
ファーストアプローチは何と声をかけますか?
商品の話?
試着の話?
お客様の話?
天気の話?
正解はわかりません。
そのお客様によって掴みが違うからです。
でも私は不正解はあると思っています。
困ったら使ってしまいがちで、とにかく声かけなきゃ!と焦った時にも言いがちです。
というか私は咄嗟の時に良く出てしまっていました。
「お鏡に合わせてご覧ください」
「サイズもお出ししますので」
「ご試着も出来ますので」
「かわいいですよね〜」
このあたり超ど定番の声がけだと思いませんか?自分がお客様としてどこかのショップに行ってもかなりの確率でこの声がけをさあたれた覚えはありませんか?
間違いではありません。伝えるべき内容だと思いますし、お客様に不快な思いをさせる内容でもありません。
でもファーストアプローチとしてはお客様の足を止める効果はあまりないように思うのです。
不正解と思う理由
もしお客様が入店するなりひとつの商品に一目惚れでもう直ぐにでも試着もしたい!という方ならフィットするアプローチになるかもしれませんが、大半の方は入店してすぐはそこまで購買意欲は高くありません。
そんなお客様には何も心に響かず聞き流されて終わってしまいます。
聞き流されて終わってしまうのにはもう1つ大きな理由があります。
会話のキャッチボールにならないからです。
そしてお客様には何の情報も残りません。
会話のキャッチボール
「お鏡に合わせてご覧ください」
「はーい」(と言ってまだ合わせない)
会話終了
「ご試着も出来ますので」
「はーい」(まだ試着するほど欲しいとかじゃないし)
会話終了
タイミングが合っていないと一言で終わってしまい、会話が成立しにくいアプローチだと思いませんか。
結論
お客様の心には何も残りません。
どこのお店も同じアプローチだらけなので。
では、どう差別化していくのか。
また次の機会に書いていきたいと思います。